【実務】「証する文書」と「明らかにする資料」の違い

  • 2018.01.11 Thursday
  • 14:01

年が明けてから、あっという間に時が流れていきました。

今週から本格的に仕事初めという方も多いと思います。

 

さて、ビザ申請に限ったことではないですが、行政機関が使う言葉(いわゆるお役所言葉)は、わかりづらいものが多いですよね。

最近ではだいぶ改善されてきているようですが、それでも、説明されないと区別がつかない言い回しがあるのも事実です。

今回はその中でも、入管審査に際して使用される下記2つの言葉を取り上げて、それぞれの違いをご説明いたします。

 


 

 

A「証する文書」

B「明らかにする資料」

 

 

ビザ申請をすると、審査途中に入管から「資料提出通知書」が届くことがあります。

※「資料提出通知書」に関する詳しい説明はこちらをご覧ください。

そのなかで、上記ABの言葉が使用されるケースが多くあります。

 

さて、一般的にはどちらも同じようなニュアンスで受け取ることができるのですが、

入管審査上は、どのように区別されているのでしょうか?

 

じつは、以下のように明確な違いがあるのです。

 


 

A「証する文書」とは

→それが第三者的立場で作成されるなど社会通念に照らして客観性を有することが認められると判断できる文書をいい、必ずしも政府関係機関等の公的機関からの証明に限られるものではない。(審査要領)

 

B「明らかにする資料」とは

申請人等が自身で作成した資料や既存の資料でも足りる場合があるという点で「証する文書」とは異なる。(審査要領)

 


 

上記説明からわかるように、証明力の強さ(証明の難易度)としては、Aの方が高いということですね。

この違いを理解しておかないと、入管から文書で通知があったときに適切な対応ができず、対処を誤ると不利益な結果につながることもありえます。

 

わたしたち行政書士は、言葉を用いて公的書類を作成することがメインの仕事ですから、

日頃から、言葉には人一倍敏感になっておきたいと思う次第です。

 

今回取り上げた言葉以外にも、「受理」と「受付」、「証明」と「疎明(そめい)」など、

行政手続きの現場では一般には違いがわかりづらい言葉がたくさん用いられています。

これらについては、稿を改めて解説したいと思います。

 

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